クライミングリード壁 課題紹介

美唄リード壁 リニューアル後のルート紹介

クライミング

かなり長い間記事を更新していませんでしたが、昨年秋に2ヶ月近くにかけて行われた美唄市体育センターにあるリード壁の工事が完了し、12月3日に無事リニューアルオープンをいたしました。
そんなところで本日は、リードのルート(全28ルート)を紹介したいと思います。

5.10台

まずは、5.10台のルートを5本ご紹介したいと思います。

まずは白の5.10aのルートです。
こちらは、全ルートの中で1番取り組み易いルートとなっています。大きめのホールドが全体を通して配置されており、フットホールドも多めに配置されているので、クライミングを始めたばかりの方や体験会に参加していただく方々がまず最初にトライするルートとなります。
ですが、ものすごい簡単という訳ではなく、しっかりと手足の置き方や置く順序を考えていかなければ、完登するのは容易ではありません。


次に、赤の5.10bのルートです。
こちらのルートは、先ほどの白のルートを完投した方が次にトライするルートとして選ばれることが多いです。白ルートと比べるとホールドの配置が少し難しくなっており、下からもつホールド(アンダーホールド)が所々配置されており、単純に上からホールドを掴んで登っていく登り方とは違う要素が入ってきます。白ルートに比べると確実に難易度が一つ上がっているルートになります。


お次に紹介するのは、青の5.10cルートです。
こちらのルートは、白ルートを完登された方々が次に挑戦されるものとして、赤ルートと同じくらい人気のルートです。赤ルートとは違ってシンプルに上から掴むホールドが多めに配置されてはいるものの、所々距離のあるムーブが必要とされ、簡単には完登させてはくれません。それ故、完登した際には達成感もより一際であるルートかと思います。


次に紹介するのは、緑5.10cルートです。
こちらのルートは、青ルートと同一グレードではありますが、持ちづらい形のホールドが随所に散りばめられており、クライミング経験のない方がこのルートを完登するのは至難の業かと思われるルートとなっています。しっかりと足の置き方なども工夫していかなければ上まで辿り着くことは容易ではありません。


5.10台で最後にご紹介するのは、こちらの紫の5.10dのルートです。
こちらのルートは、ご覧の通りとても面白い形のホールド(So iLLというメーカーのものです)で構成されており、どの部分をどう持って進んで行けばいいのかを考えるのが楽しいルートです。前述の4ルートに比べ、確実に難易度が1つ上がったルートとなっています。


5.11台

次に、5.11台のルートを10本紹介したいと思います。

まずは黄色5.11aのルートです。
こちらのルートは、隣のピンクルートと並んで5.10台が一通り終わった方が次に目標とするものになるかと思います。所々ピンチホールドなどもありますが、全体的にカチホールドが多めに配置されており、外岩を登っているのに近いような感覚を味わうことのできるルートとなっています。


続いては、ピンク5.11aのルートです。
こちらのルートは、隣の黄色ルートと共にE面の壁では最難となっており、全体的に大きめのスローパーチックなホールドが随所に配置されているルートとなっています。しっかりと身体を壁に近づけ、壁に沿わせながら登っていく感覚の練習をするのに打ってつけのルートかと感じます。


次に、ピンク5.11bのルートとなります。
こちらのルートは、E面のルートを全て登り終えたクライマーさんが次に挑戦するルートとして丁度良いものかと思います。
ホールドは、少し悪いものもありますが全体的に良いものが多く、傾斜もそれ程酷いものではないため、C面の壁に挑戦する際に最初にトライするのにちょうど良いルートになっています。


次に紹介するのは、紫5.11bのルートとなっています。
こちらのルートは、先ほどのピンクルートと同様、C面のルートに初めて挑戦されるクライマーさんが取り組むルートとして人気があります。
所々掴みづらいホールドや小さめのホールドはあるものの、全体的にフットホールドも多く、しっかりとムーブを完成させて登る練習を積み重ねて行けば、少しずつ上に行けるようになるルートとなっています。


次に紹介するのは、緑5.11bのルートとなります。
こちらのルートは、前半と後半の難易度の乖離が顕著で、前半は小さめのホールドとスローパーチックな大きめのホールドが続き苦戦を強いられますが、後半部はガバが多めになってとても登りやすくなる、そんなルートとなります。
頑張って前半部を攻略することができれば、完登までは問題ないルートです。


次に紹介するのは、ピンク5.11bのルートとなります。
こちらのルートは、後半部が強傾斜となるA面では1番取り組み易いルートでありホールドも後半部は良いホールドが続く形ではありますが、やはり傾斜が強くなってくると前腕にかかる負担も大きくなり、これに耐える力が必要となってきます。前半部も意外に難しく、ムーブをしっかりとこなしていかなければ後半部まで辿り着くのは容易ではありません。


次に紹介するのは、黄色5.11cのルートです。
こちらのルートは、前半部分に連続して配置されている細長いホールドをどう攻略して行くかがかなり面白く、外岩チックな感覚を覚えさせてくれます。
後半部にはガバが所々配置されており、そこでレストを挟んだり腕をシェイクしたりできればトップまで行く事はそこまで難しくはありません。
2024年3月23日現在、トップホールドは少しガバめのホールドに変更しています。


次に紹介するのは、赤5.11dのルートとなります。
こちらのルートは、5.11dの3ルートのうちでは1番取り組み易いものかと感じます。ホールドは全体的には悪くはないものの、しっかりと足を意識して上手くさばいていかないと腕の負担がとても大きくなって上部まで持たないため、フットワークの練習に良いルートかと思います。また、最後の数ムーブもなかなか難しいため、最後まで油断できないルートとなっています。


次に紹介するのは黒5.11dのルートとなります。
こちらのルートは、隣の5.12aのルートと並んでかなり人気のルートとなっています。全体的にホールドはそこまで悪くはないものの、D面壁とE面壁とを行ったり来たりするため、少し手数の多いルートであり、かつD面に出てきた時の横(後ろ)が何もない感じの恐怖感も相まって、難易度は高めになっているルートだと感じます。それ故、完登できた時の喜びもひとしおかと思います。


5.11台で最後に紹介するのは、青5.11dのルートとなります。
こちらのルートは5.11台では最難ルートとなっており、前半部にとても持ちづらいホールドがあり、また薄めのホールドも所々配置されているという形のルートとなっています。足使いも必要とされ、大きく開いたりキョン(膝を内側に捻って下げるムーブ)などもしっかりと使っていかないと上部まで腕がもたなくなってしまうルートです。
難易度の高いルートですが、完登した際には自信を持って自分は5.11台のルートは全て登れる実力がある、と思わせてくれるルートです。

5.12台

次に、5.12台のルートを8本紹介したいと思います。

まずは赤5.12aのルートです。
こちらのルートは、隣の黒5.11dのルートと並びとても人気のあるルートとなっています。ホールドは全体的に持ち易いものが多く配置されてはいますが、後半部からは傾斜が変わって来て腕への負担が増すため、進めば進むほど前腕のパンプとの闘いになって来る、そんなルートとなっています。
「楽しい!」という感想を多く聞くことのあるルートでもあり、また5.12台の入り口とも言えるルートですので、完登した際には「自分も5.12クライマーだ」と自負できるかと思います。


次に紹介するのは、黄緑5.12aのルートです。
こちらのルートは、終始カチ系のホールドが続いておりかなりの指力が必要とされるルートとなっています。どこでレストを挟んで行くのかをしっかりと考えて行かないと上部まで行くのは容易ではありません。このルートを沢山登っているうちに、気づけばカチパワーがアップし、また持久力もアップしている、そんなルートかと感じます。


次に紹介するのは、紫5.12bのルートです。
こちらのルートは、全体的には持ち易いホールドが多いものの、所々2本指ポケットが配置されており、かつ核心では少し思い切りのいるムーブが入ってくるなど、なかなかの難易度となっております。最後のトップのホールドを取るまでは油断できないホールド構成となっており、完登までは時間を要するルートです。


次に紹介するのは、黒5.12dのルートです。
こちらのルートはグレードでは5.12dですが、他の類似グレードのルートに比べると登り易いものとなっています。序盤の小さめホールドを繋いでいく部分から、後半部の大きいスローパーを繋いで行く部分へと移って行くのが面白いルートであり、ヒールなどもしっかりと駆使して行かないとパンプにやられて上まで行くのは難しくなってしまう、そんなルートです。


次に紹介するのは、青5.12cのルートとなります。
こちらのルートは、隣の赤5.12dと並んで人気ルートとなっており、全体的に薄めのホールドが多くカチパワーが必要であり、かつ傾斜壁に入ると体幹も必要となってくるルートとなっています。
レストポイントでいかにしっかりと休むことが出来るかが、このルートを完登できるかどうかに大きく関わってきます。


次に紹介するルートは、赤5.12dのルートとなります。
こちらのルートは、パワー系のルートとなっており、大きめのスローパーチックなホールドが随所に散りばめられており、そのホールドを両手でしっかりと押さえる力が要求されるルートです。
こちらのルートは隣の青5.12cと共に人気のルートとなっており、これを完登できた際には5.13台のルートに挑戦する力があると自負して良いほど難易度の高いルートかと思います。


次に紹介するのは、緑5.12cdのルートです。
こちらのルートは、自分的には5.12台で最難ルートであると感じられます。序盤でなかなかハードなボルダームーブが入って来た後、しっかりとした足捌きが必要になってくるムーブが続き、また難しいムーブが入って来た後で、最後にカチが連続するパートが出てくると言うルートです。
自分はまだ完登できておらず、このルートを完登できた際には、相当なボルダー力・リード力が共に揃っていると自負できる程の難易度のルートだと感じます。


次に紹介するのは、赤5.12d/13aのルートです。
こちらのルートは、序盤でいきなり高難度のボルダームーブが入って来るため、そこを超えるのがまず最初の難関となります。ムーブに工夫をするか、単純な力の強さのどちらかが必要となってきます。
その後のムーブはそこまで難しいと言うわけではありませんが、終盤にまた核心ムーブが入って来た後で小さめホールドを繋いでいくという形のルートです。
このルートを完登できた際には、5.13に挑戦するのに十分な状態であると自負できるルートであるかと思います。

5.13台

次に、5.13台のルートを3本紹介いたします。

まずこちらのルートは、青5.13aのルートです。スローパーやピンチ系のホールドが多くどのホールドもフリクションは良いのですが、所々距離のある動きが入ってきたり、レストポイントがほぼないルートとなりますので、難易度は高めとなっています。


次に紹介するのは、黄色5.13bのルートとなります。
こちらのルート及びこれより難易度の高いルートは自分は触ったことがないので、挑戦している方々を見た際のイメージとなります。
持ち感の悪いホールドが随所に配置されており、かつ所々に2本指ポケットも配置されています。加えて、足の置き方などもしっかりと工夫して進んでいかないとすぐに壁から剥がされてしまうため、純粋な指力だけではなくムーブの正確性、体幹など様々なスキルが必要となって来るルートです。
今の所、完登者は数人しか見ておりません。それ程難易度の高いものとなっています。


次の紹介するルートは、黒5.13dのルートとなります。
こちらのルートも、先ほどのものと同じく完登者が数人しかいないルートとなっています。大きめのスローパーホールド及びピンチホールドとカチホールドの組み合わせで構成されたルートとなっています。持ちづらいホールドが続き、更に上部はかなり傾斜の強い壁であるため、さすが5.13台の後半、という感じルートとなります。

5.14台

最後に、最難である5.14台のルートを2本紹介したいと思います。

次に紹介するのは、黄色5.14aのルートとなります。
こちらのルートは未だ完登者が出ておらず、挑戦している強強クライマーはおりますが、その強いクライマーさん達ですら序盤で苦戦するほどの高難度ルートとなっています。持久力はもちろんですが、かなりの高難度を登れるボルダー力が必要とされるルートとなっています。


最後に紹介するのは、青5.14bのルートとなります。
こちらは、初手すら難しすぎてまだ誰も挑戦できていない程の難易度のルートとなっています。
まだ誰も完登できない程の高難度のルートがある、というだけでも今回の美唄壁の特徴の1つとして挙げることができるのではないでしょうか。


以上、美唄市体育センターにて今現在登ることのできるリードルート全28ルートを紹介させていただきました。
登りに来たことのある方も、まだ登りに来たことのないクライマーさんも、是非次回のリセットの時期(おそらくまだ半年以上先ではあるかと思います)までにこれらのルートを落とせるだけ落としてください。

マヤマ

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