4月28日

疲れが溜まっていたのか、爆睡してしまった。
目が覚めると、既に太陽が出ており、今日は晴天のようであった。
早速、歯磨きなどをしてから荷物を纏める。
朝露でテントがかなり濡れているので、しばらく乾かす作業をする。
子供の遊具としてこの公園に設置してあるコンクリートの土管の上にレインフライとグランドシートを置き、日光で乾かしている間にテントをバサバサして風で乾かす。
1時間ちょっとでテント一式が乾いたので、朝ご飯を食べる事とした。

昨夜、テント泊の達人さんからいただいたお弁当。
サンドイッチはどれも美味しく、さすが長年にわたる人類のサンドイッチ研究の積み重ねによって編み出された具材の組み合わせにより作られたサンドイッチである。
お弁当のほうは、おかずがご飯の上に偏ってしまっているが、もちろん味には関係なく、どれもとても美味しかった。
朝からこんな豪勢なご飯を食べれるなんて、とても幸せである。
達人さん、本当にありがとうございます。

このデザートの桜餅も、大変おいしかった。


看板の説明によると、ここ美東町の銅山から産出された銅を使って、奈良の大仏が作られた歴史があり、なるほどそれで大仏様の石像が置いてあるのかと納得。

今日も落ち着いた雰囲気で朝日を浴びていらっしゃる。
とても安心できる空間だ。

ベンチやテーブルが沢山あり、家族連れの方々などものんびりできるスペースだ。

隣の公園で勝手に泊まらせていただいたので、道の駅にお金を落とした方が良いと思い、売店が開くまで待った。
そして美味しそうなものを購入。

栗ソフトクリームなるものがあり、栗好きとしては食べてみたいと思い購入。
しかし栗の味は全く分からなかった。
と言うよりむしろ何故か、いちごの味がして「???」となった。
香料なのか、栗ソフトのサーバーの隣にいちごソフトがありその匂いが移った、などであろうか。
だがソフトクリームとしては普通に美味しかった。

そうしてデザートを堪能してから出発し、今日は湯田温泉駅を目指して歩く。
と言うのも、昨日お会いしたテント泊の達人さんに「萩往還」なる道を教えてもらったからだ。
この「萩往還」、萩市と防府市(ほうふし)を結ぶ南北の道で、全長50キロちょっとあり、江戸時代に参勤交代で利用されたり、山陰と山陽を結ぶ交通路として武士や庶民などにも利用されていた歴史上重要な道なのである。
https://hagi-okan.yamaguchi-city.jp/about/
達人さんにこのお話しを聞くまでは、自分は全くこの萩往還について知らなかった。
聞けば聞くほど、「歩いてみたい!」と思う道であり、行く事にした。
だが、ゴールデンウィークにパートナーが実家に帰省するために広島県に来るとの事であったので、そのタイミングでパートナーと一緒に実家に伺う予定でいる。
そのため、湯田温泉駅まで今日は歩き、そこから電車で広島方面に向かい、ゴールデンウィークにパートナーと一緒に実家を訪れ、その後でまた電車で湯田温泉駅まで戻ってきて歩き旅を再開する事とした。

かなり傾いてはいるが、立派な木である。いつか倒れてしまうのではないかと、ちょっと気になる。


景色の良い山々が目の前に広がる。
今日は足裏も激痛ほどではないため、普通に歩けるのが嬉しい。

何かのイベントをやっていた。フリーマーケットのようである。
旗が立っていて、「Free Market」と書いてあったように見えた。
正確には「Flea Market(蚤の市)」だと思うが、もしかしたら無料で要らないものを譲り受ける形のものかもしれない。それだと「Free」で合っているだろう。

さようなら美祢市。
道の駅みとうは、自分のお気に入りの道の駅となりました。



トンネルの中で、山口市へと入る。
そうしてしばらくの間、舗装路ではあるが山を登って行く。



そして山を降りて行くと、いきなり眺めの良い場所へ出た。
こう言った、ふと良い景色に出会える瞬間に嬉しくなる。

たけのこエリア。このぐんぐん伸びている感じが、やはりいつ見ても凄い。

そうしてしばらく歩いて山を降りると、マルキュウと言うスーパーに到着。
ここで販売しているものを色々と見て楽しみ、晩ご飯を購入。

お腹がぺこぺこであったので、スーパーの近くの公園を探してベンチに座ってご飯を食べる事とした。

道の駅みとうで買った鯨すじ肉は、予想以上にトロトロで、味も濃過ぎずにとても自分好みの味であった。
生豆腐は味が少し薄目ではあったが美味しかった。きっとしっかりと水を切れば味がぼやっとしないのであろう。
そして初めて食べる酢鳥は、鯵の南蛮漬けの鶏肉バージョンを思わせる感じの味で、ネギとも良く合い美味しかった。


こちらのお菓子は、生地と中の餡の味が銘菓「ひよこ」とかなり似た味であり、美味しくいただいた。

学校のフェンスの外壁にSDGsにちなんだ絵がずらり描かれており、面白い啓発手法だと思った。

郵便ポストが白狐で、とても可愛い。

縁結び・縁切りの神社があった。縁切りの神社とはまた珍しい気がする。
自分は縁結びの方で参拝をさせていただく。

長い階段である。やはり足が疲れているので、一回一回の太ももを上げる動作が重たい。
そうして上まで行き、参拝をさせていただいた。
そして階段を降りていると、何やら遠くからお祭りのような音が聞こえて来た。だがすぐに終わってしまった。おそらくお昼から夕方までのイベントなのであろう。

歩いていると、「中原中也誕生の地」と書かれた場所があった。
この辺りはかなり賑わいのある通りである。観光客が沢山歩いており、地元の人なのか和服を来た男女なども歩いていた。

可愛い。

可愛い。

そして可愛い。

そして湯田温泉駅に来てみると、巨大な白狐の像があり、思わず「でかー!」と言ってしまった。

横から見るとこうである。やはり大きい。

そうしてしばらく歩いていたからか、お腹が空いてきてしまったのでスーパーでトマトとヨーグルトを購入し、イートインコーナーで食べた。
かなり原材料と製法にこだわったヨーグルトなのか、酸味は少し強めではあったが無駄な雑味がなく、とても美味しかった。
そうしてしばらく街をふらふら歩いて周り、テントを張れそうな公園を探したが、見つける事ができなかった、、
なので、0時まで開いている「おんせんの森」と言う温泉にて入浴し、休憩処にて0時まで仮眠をとった。
この「おんせんの森」、内湯が沢山あり電気風呂やジェットバスはもちろん、温泉の上に雲梯があるものもあり、これは初めて見たのでやってみた。
下半身はお風呂の中にあるので、浮力によってぶら下がるのがかなり楽である。
これは筋トレにもストレッチにもなり、とても面白いと思った。
裸で局部を丸出し、いやぶら下げたまま雲梯にぶら下がる。大変興味深い。
浴場の入り口には湯田温泉の由縁が書いてあった。
昔、お寺にあった池に足を怪我した白い狐がやって来て、毎晩足をつけていたのを和尚さんが見ており、不思議に思った和尚さんが池の水を触ってみると温かかくて驚いた、と言うお話しであった。
それでこの湯田温泉には大小様々な白狐の像が至る所にいるのだと、納得した。
そして入浴後に休んだ休憩処には、数は多くはないが漫画もあり、昔の漫画や一般書籍もあり、鬼滅の刃に至っては各巻10冊くらいあり、鬼滅好きが数人で訪れても同じタイミングで同じお話しを読めると言う高待遇である。
そうしてその休憩処にて身体がぽかぽかのまま、3〜4時間くらい仮眠をとる事ができた。
そして退館時間がやって来たので、また仮眠をとるためにテントを短時間張れそうな公園を探す事とした。
おんせんの森を出てちょっと歩いて行くと、何故か道路の真ん中に大きい白い犬がいて驚いた。
大型犬ほどの大きさで足が長く、毛は短めの犬であり、後ろ足を怪我しているのか、ぴょんっぴょんっとその足だけ上げるように歩いていた。
そして自分の進行方向とは反対側に歩いて行った。
野良犬か飼われている犬かは分からなかったが、深夜とは言え車の往来もある大きい道路であるので、車にぶつかりでもしたら危ないのではないかと思った。
ちょうど自分の後ろを通っていた高校生くらいの男子3人組(自転車に乗っていた)が、その光景を見て立ち止まり、
「あれ、危ないんじゃないか?」
「でも俺たちにはどうしようもないしな〜」
「うーん、そうだよな〜」
と言ってそのまま行ってしまったので、自分は何かできないかな〜と考えた結果、警察にとりあえず電話をしてみた。
事情を話し、犬の外見の詳細を伝えた後、目撃した場所をラーメン屋「未来亭」の前だと伝えると、「来来亭ですね」と言われて初めて、看板の読み間違いに気づいた。
「未来亭」は自分の地元の岩見沢市で昔からやっている超デカ盛りのお店である(カツカレーが有名で、大盛りカツカレーは規格外のサイズ)。
そうして警察に詳細を伝えた後、自分の名前と電話番号を伝えて電話を終えた。
それから公園を探して数分歩いていると、何故か自分の前方から先ほどの犬が現れて驚いた。自分のかなり後ろを、自分とは反対方向に向かって歩いていると思っていたからだ。
そしてそれを追うように走るパトカー。
別の方向からやって来る他のパトカー。
一体どのように捕まえるのだろうかと疑問に思ったが、警察にお任せをして自分は公園探しをした。
それにしても、白狐に由縁のあるこの地にて、深夜に足を怪我した(ように見える)大きい白犬に出会うとは、何か偶然にしては凄い巡り合わせである。
犬さんには元気に生きて行って欲しい。
そう思いながら歩いて行くと、道路のすぐそばにある公園があったので、ここに目をつけて人目につかないように素早くテントを張って中に入り、すぐにテントを畳めるように最小限の荷物を出して寝た。
