4月7日



疲れていたのかぐっすり寝ることができ、朝を迎えた。改めてキャンプ場を見るとしっかり整備されており水場も綺麗で、3枚目の写真の端にあるトイレもしっかりしている。
これらを無料で使わせていただけるのは本当に有難い。


朝ごはんを食べる。豆腐と梅干しとアボカドと言う組み合わせである。とても大学で栄養学を専攻していた者の朝ごはんとは思ないが、自分の身体が欲しているものに忠実になるとこうなった。
そしてこの平川屋さんの濃いめの豆腐が本当に美味しい。旨味が凝縮された豆腐である。
食後の不知火もまた身体に沁み入る。熊本は柑橘系の一大産地であると実感。
足の水ぶくれについて昨晩パートナーに伝えると、絆創膏(九州ではリバテープと言うようだ)を貼るように助言されたので早速今朝貼った。



カップルが愛を育むベンチであろうか。このキャンプ場は海に面しているのだが、その海を見渡せるように配置してあった。良く見るとハート型で真ん中が下がっているので、カップルが座るとお互い相手の方に寄り添う形となる。なんと微笑ましいベンチであろうか。


錦江町の姉妹都市であろうか。ジャマイカの方角が示されていた。ジャマイカの「I」が抜けて「ジャマカ」となっているが、それはこの地から「愛(I)」を育てて行こうという事であろうか。

夕陽に映える影絵が撮れるよう、粋な計らいもされていた。素晴らしい。
荷物を纏めていると、ちょうど東屋でテント泊をされていた人が出発前の荷物整理をしていた。お話ししてみると、もう定年退職されていて、今までバイクで日本を色々と周ってはみたが今一達成感が足りないとの事で、今回は自転車で旅をしているとの事であった。電動自転車なので坂道もそれほど苦ではないとの事であった。
これからアサリが採れる場所へと行くと言うので、お互い頑張りながら色々楽しみましょうと言って別れる。
この方が言っていた通り、やはり長時間歩くなどの大変な思いをした後の経験(食事であったり入浴ですら)はとても有り難く、そして幸せに感じる。マイナスが大きいほどその後のプラスも大きいと言う事であろうか。
ただ、1人旅はこのマイナスのレベルを自分でコントロールできるので、能動的なものと受動的なもの(仕事などのストレスなど)ではまた話しが違って来るのであろう。

荷物をまとめて出発する事にした。
雨で靴が濡れているので、昨日の温泉の後から引き続き折り畳みクロックスを履いて歩く。
キャンプ場入り口にある、このロールプレイングゲーム風の観光案内の看板がかなり良い。

北を目指して歩いて行く。

短い時間ではあったが、お世話になりました。

南国を感じる道をひたすら歩いて行く。
雨が降っていないのは有難い。

気持ち良さそうに風を感じて飛んでいる。BOOMの風になりたいが頭の中でかかる。

北海道ではまず見ないので、やはり見惚れてしまう。






花が綺麗であったり、木が複雑な形をしていたりと、植物の優美な感じや逞しさに相変わらず圧倒される。

琵琶が生っている木々を結構見かけるのだが、これまた新鮮である。北海道ではまず見かけない。

そんな感じで植物などを鑑賞しながら歩いて行く。

苔ストリートも通って行く。


等間隔にて埋まっていた。この線上には何かNTTのインフラが埋められているのであろうか。

畑が続く中でいきなり林が出て来た。地図で確認はしなかったが、神社などであろうか。そう思うだけで何か神聖な感じがしてくる。






相変わらず植物がとても興味深い。このような北海道との違いなどを感じて見て歩いているだけでも楽しい。




北海道ではまだ植える事もできる環境ではない季節にすくすくと育っている野菜たち。素晴らしい。

蝶々は飛んでいる所の写真が撮れないが、綺麗な色の蝶々が飛んでいるのをたまに見かけて心が和む。今回は黒い蝶々がいた。

お腹が空いてきたら持ってきた炒り大豆を食べながら歩いていたが、気づいたら食べ尽くしてしまっていた。

街が見えてきた!食料の確保ができたり、服が洗えたり、温泉に入れたりするので色々と便利であり、やはり街が見えると嬉しい。

コインランドリーがあったので、服を洗う。ここではなんと靴も洗って乾かせた!靴が綺麗になり乾いたのでとても有難い。靴と服を洗っている間に近くにあったスーパーで食料を確保する。

ここから寝る場所までの途中で行けそうな温泉を探すと、「テイエム温泉」なる場所があり、普通に歩いて行くと温泉が閉まる30分前に着く感じになるので、電話で確認をした。30分前でも入れてくれるとの事であったが、念のため早歩きで進む。軽い山道であったので、下りの早歩きは足にくるが、温泉にはゆっくり浸かりたいので急ぐ。

閉まる50分ほど前に到着。ゆっくり入れる事になりそうで嬉しい。
こちらの温泉はお金を払ってロッカーの鍵を受け取り、そのロッカーに荷物を入れて温泉に入る形であった。
温泉は床も浴槽も温泉成分が析出しており、オレンジがかった色をしていて泉質の良さを窺えた。
温泉は指宿で入った村乃湯の鉄のような臭いとは違った金属臭であり、これもまた気持ちが良く身体もしっかり温まる事ができた。この施設自体がトタンの壁や屋根と木の板で出来ており、手作り感が凄いものではあったが温泉的には高品質なものなのではないかと感じた。

温泉を出て引き続き歩いて行く。面白い地名があったのでパシャリ。

垂水温泉郷に来た。「温泉郷」、良い響きだ。奥に見える会社(工場?)はさっきちょうど買ったお水だ。

価格はかなりリーズナブルなのに甘くて美味しいお水であった。

フェンシングが盛んだとは知らなかった。

温泉が多いのは本当に素晴らしいと思う。日本人として生まれて良かった、日本に帰って来て良かった、と感じる事で大きい部分を占めるのはやっぱり温泉だと思う。

かなり暗くなって来たので、海岸線でテントを張れそうな場所を探し、テントの設営をした。
途中のお店で買っておいた晩ご飯を食べる。鳥刺しにハマってしまったらしい。鳥刺し三昧の毎日だ。とても幸せである。鳥の命をいただいているので、感謝していただいた。
メジナ焼きと言うのがあったので買ってみた。皮は炙っており香ばしかった。中がレアで脂のある美味しさで、皮と反対側の身は炙ってありハモのような美味しさでとても満足できる一品であった。
ひじき天は「天」と書いてあるが、何故か自分はさつま揚げと勘違いしていて、噛んだ瞬間に口の中にドーナツのようなおいしさと甘みが広がってきて驚いた。よく見てみたら天ぷらなわけであるが、衣に砂糖がたっぷり入っているのか、まさにドーナツのような味であった。なので、食後のおやつとして食べた。とても美味しかった。

食べ終わった後もまだお腹が空いていたので買っておいた美味しそうな納豆も食べた。確かに豆の旨味が強く、納豆好きな自分を満足させる納豆であった。
食後に歯磨きなどを終わらせて、テントにて身体を横にして休めながら、毎日の日課である次の日の日程(歩く距離、宿泊できそうな場所、食べ物を買えそうな場所、温泉など)を考えた。
そうこうしているうちに、気がついたら寝てしまっていた。
