歩き1人旅

歩き旅〜中国地方編〜 5/1

5月1日

昨夜寝る場所としたこの公園は樹々も多くなかなか広いものであり、ゴールデンウィークという事もあってか昨夜は若い人たちが遅くまで遊んでいた。また、ギターを片手に遅くまで熱唱している男の人もおり、そのため自分はあまり熟睡は出来なかった。
勿論こっちは勝手に公園で寝ているので、何も文句は言えない。

深夜から雨が降っており今朝は小雨ではあるが、東屋の下で寝ていたのでテントが濡れずに済み、これは有難かった。
そうしてテントを畳み、今日はどうしようかとベンチに座りながら考えていた。
するとパートナーから連絡があり、今年は仕事が忙しくてゴールデンウィークの休みが2日間ほどしか取れそうにないとの連絡があった。それだけ短い休みを使って広島へと帰省しても、実家に滞在できる時間はほとんどない上に身体も休まらないと思い、今回は北海道でゆっくり休んだらどうかと提案した。
その方向で考えるとの返信が来たので、自分はまた山口県へと戻って歩き旅を再開する事とした。

今日は雨なのでこれからどうしようかと引き続きベンチに座って考えていると、近くを散歩をしていた可愛らしいトイプードルが足元にやって来たので、なでなでした。元気いっぱいに自分の足に飛びついてきてとても可愛い。
飼い主さんが申し訳なさそうに「だめだよ~」と犬さんに言っていたので、「大丈夫ですよ~」と言って犬さんをなでなでする。
そうして飼い主さんと少しお話をする。自分が今歩き旅をしている旨を伝え、今日はこれからどうするのかと聞かれたので、とりあえず何処かスーパーで朝ごはんを買って食べる予定だと伝えると、雨なのでスーパーまで車に乗せて行ってくれるという。なんという有難い申し出であろう。お言葉に甘えさせていただく事とした。
そうしてスーパーまで車で送っていただき、書き始めたばかりのこのブログの情報を教えて、飼い主さん(Sさん)にお礼を伝えて車を降り、スーパーへと向かった。

幸いこのスーパーにはイートインスペースがあったので、購入したものをすぐに食べることができる。しかも水やお茶も無料で飲めるというサービスの充実っぷりがとにかく凄い。
早速、美味しそうなものを一通り買ってイートインスペースへ行く。
お腹がペコペコであったので、夢中で食べる。とにかく美味しいご飯であった。
ぶりのアラを生で食べたが(※良い子は真似しないでください!)脂が乗りに乗っていて、それをシラスと一緒に食べるとその風味と塩味が合わさって極上の美味であった。

食後のデザートに不知火をいただく。ハリがあり食感が良く、ジューシーで酸味も少しありとても美味しかった。

そうしてご飯を食べ終えると、今日はどうするかを考える。
山口県の湯田温泉駅で一旦止まっている歩き旅を再開し、テント泊の達人さんに教えていただいた萩往還を歩く事とし、まずはそこまでJRで戻ることとした。

スーパーを後にして西条駅まで歩いていると、のん太くんが描かれたのんバスが走っていた。どことなくドラえもん的な昔のアニメのキャラクターを彷彿とさせる見た目で、とても可愛い。

そうしてJRの西条駅まで歩いて来た。
山口県行きのJRに乗るまでの間、お土産屋さんなどを見たりする。

甘えびビーバーなるスナック菓子が売られていた。ビーバーの歯に見立てた揚げあられで、面白い商品である。
そうしてお土産などを見たりしているうちに出発の時間が近づいて来たので、電車に乗って出発した。

昨夜はあまり熟睡できなかったのもあり、電車が出るとすぐに眠りに落ちてしまった。
そうしてハッと気づくと、何処かの駅に停まっていて、沢山の乗客が降りていた。外国人の観光客もたくさん降りており、ここはどこかと思い駅名を見てみると宮島口駅であった。
寝ぼけてはいたが、「ここは厳島神社があるところだっ!」と思い、咄嗟に飛び起きてドアが閉まる前に電車を出た。

そうして改札を出てから切符代を改めて考えてみると、途中下車したので切符代を多く払っており、ちょうど2倍くらいの料金を払っていた事に気づいた。
だがせっかくの機会なので、今まで行った事のない厳島へと行く事にした。
そうして駅から少し歩くとフェリー乗り場へと着いた。

フェリーの往復切符を買い、乗船を待つ。
そうしてフェリーがやって来たので乗船する。ワクワクする瞬間である。

全く今日の予定にはなかったが、こうして厳島神社へと行く機会が得られてとてもラッキーだと感じた。
雨ではあるが、嬉しい気持ちでいっぱいである。

下船すると、可愛らしい絵の動物たちが描かれた水族館の案内が目に入る。

フェリー乗り場から出る。とても大きい乗り場である。
ここから厳島散策の始まりだ。期待に胸が膨らむ。

いきなり鹿さんたちに出会って驚く。
普通にその辺りを散歩をしているではないか。

説明版があり、その上のオブジェに目を通すと、真ん中の丸い空間からあの有名な海に浮かぶ鳥居が見えるようになっている。これは素晴らしい。

広島と言えば牡蠣である。牡蠣めしが美味しそう。
そしてJR宮島口駅からフェリー乗り場までにも沢山お店があったが、「あなご飯」もこの地域の名物料理のようである。
自分はあなごが大好きなので、とても魅力的な一品である。

海を見渡してのんびりとしている鹿さん。とてものどかな感じで癒される光景である。
もうこの時点で、ここに来てよかったなぁ〜と感じる。

焼き牡蠣やカレーパン、あなご竹輪なるものも売っており、色々と名物があるようだ。
残念ながら自分は朝ご飯をとにかく沢山食べてしまい、電車で昼寝までしてしまったのでお腹が全く空いていない。

広島と言えばもみじ饅頭である。
いろいろな種類の餡があり、やはりとても人気なようであった。たくさんの人が購入している。
この写真、よく見ると窓ガラスに反射した自分が写っていた。

ここから神社へと歩いて行く。ゴールデンウィークと言うこともあり、とにかくたくさん観光客がいる。自分もその1人であるが。

鹿さんが休憩をとっていた。なんとほのぼのした光景であろう。

赤い鳥居が見えてきた。とてもワクワクする。

さすが、鳥居が大きい。
神聖な気持ちで一礼し、その下を跨がせていただく。

そしてとにかく鹿さんが可愛い。人懐こい鹿さんであり、見ているだけでとても癒される。

素晴らしい景色である。

更に素晴らしい景色である。

入り口で入場料を支払い、参拝を始める。入り口の写真を撮っていると神社の人に怒られてしまった。これは仕方がない。

ここでは、手をお清めするためのものが手水舎ではなく、手をかざすと自動で噴射するアルコールディスペンサーであった。コロナ禍以後こうなったのであろう。大学生と思われるグループの1人が「現代的お清めだね〜」と言っていた。

長い廊下。周りが海と言う事もあり、とても趣があって素晴らしい。

沢山の人々が鳥居をバックに写真を撮っていた。自分も鳥居の写真を撮る。

なかなか急傾斜の橋である。このような橋を歩けるとは、昔の人は身体の使い方が上手かったのであろう。
ソリで滑れそうな程の角度である。

とても日本的で味のある風景である。

これまた日本的な光景である。
通り沿いにお店がたくさん並んでおり、歩いているだけで観光気分を思いっきり楽しめる。

雨ではあるが、とても楽しい散策の時間だ。

もみじ饅頭を天ぷらにしてしまうとは、甘味と油味のコンボが美味しくない訳がない。
隣の宮島蕎麦もとても美味しそうである。

水族館、歴史民俗資料館、登山道、ロープウエーなど、色々と楽しめるではないか。大変充実した観光地である。

大聖院では催し物もやっていた。

縁日の雰囲気たっぷりで、お祭り大好きな自分には堪らない。

郵便ポストと、後ろでチラ見する鹿さん。なんか可愛い。

五重塔も迫力がある。

そうして神社の周りを歩いて満喫し、元来た道へと戻る事とした。

落ち葉のベットで寛いでいる鹿さんたち。癒し度100パーセントの光景である。

ビールやがんすなど、名物が色々とある。
見るだけでなく、飲食も十分に楽しめる観光地である。

こちらの「おもてなしトイレ」は、トイレではあるが観光案内所も隣接しており、2階には休憩スペースもある。トイレにまでおもてなしの精神が溢れているのは凄い。

そうしてフェリー乗り場へと戻り、帰りのフェリーの時間を確認する。
帰りの切符を探すが、どのポケットにも入っていなかった。財布にも入っておらず、観光中に落としてしまったようだ。切符と言うゴミを捨ててしまう事となり、神聖な宮島の自然を汚す事となってしまった。

改めて切符を買い直し、フェリーを待つ。
思ってみると、JRと言いフェリーと言い、今日は切符を2倍買ってしまうと言う「乗車料金2倍デー」のようである。おめでたいと言う事にしておこう。

行きは気づかなかったが、充電のコンセントまである。さすがのおもてなしである。

短い乗船時間ではあるが、航路がモニターにて確認できるようになっており親切である。

そうして到着後、フェリー乗り場を後にする。

そしてJRの駅まで歩いている間に、今夜は何処まで行くかを考える。
歩き旅を中断したのが湯田温泉駅であったので、そこからまた歩きを再開するつもりであったが、調べてみると萩往還は防府市から北上するルートであるので、せっかくなので防府市から歩き旅をはじめ、途中で湯田温泉駅に寄る事とした。

そうして宮島口駅まで歩いて戻り、山口方面の電車を待つ。

お金を支払ってモバイルバッテリーのレンタルができるスタンドがあった。観光中にスマホの充電ができるとても便利なシステムである。

そうして電車に乗り、山口県の防府駅まで行く。
電車に乗っている間に、今日の宿泊場所を決める。
防府駅の北側の河川敷にある「佐波川右岸河川敷多目的広場(ゆうゆう広場)」と言う場所では、防府市役所へと事前連絡する事により無料でテント泊ができるとの情報があり、これは有難いと思った。
利用の連絡もオンラインで出来るので、早速ネットから連絡を行なった。

厳島神社で散策をしている際に、今朝お世話になったSさんにお礼のメッセージなどを送っていたが、Sさんは神社について大変深い知見を持っており、色々と興味深い情報を教えてくれた。
Sさんに厳島神社周辺の散策を楽しんだ旨を伝えると、今夜は何処に宿泊するのかとの連絡があった。
防府市近くの無料キャンプ地へ行く予定だと返信をすると、そこは風が強い場所なので寒くて風邪をひくのではないか、と心配までしてくれた。
たくさん着込んで寝ますと伝えると、なんと駅前のホテルをとってくれると言うではないか!
それは大変申し訳ないので、お気持ちだけで有難いですと伝えたが、ホテルに泊まるのが良いとの勧めであった。
それを断りテント泊するのは申し訳ないので、そのホテルを自分で予約して泊まりますと伝えたが、予約の手続きをしている間になんとSさんが先に予約をしてくれた、、、なんと有難い事であろう。
この旅が終わった後は必ず何かお礼をしようと強く思った。

そうして有り難くホテルに泊まらせてもらう事となり、近くのスーパーで晩ご飯を購入してホテルへと行き、チェックインをして休ませていただいた。
ホテルにはウェルカムドリンクでソフトドリンクが飲めるサービスもあり、格安で利用できるコインランドリーまであり、有り難く洗濯もさせていただいた。
そしてこのホテル、温泉までありとても快適なホテルで驚いた。しっかりと身体を温める事ができ、ふかふかのベットで寝る事もでき、これ以上ない贅沢な一晩となった。

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