5月7日

朝までかなりしっかりと眠ることができ、体力を回復することができた。

テントから出てみると、若干霧のような感じで空気中に水分があり、またテントの下部も露で濡れていたため、炊事場でしばしテントを干させていただく。その間にベンチで朝食をとることとした。

豆&種子まつりである。昨晩の残りの竹の子の梅漬けもやはり美味しい。
しっかりと栄養補給を完了し、炊事場にてテントを畳んで撤収作業。

受付が開く時間より前であったので、言われていた通りにポストにてソロキャンプ許可証を返却。
そして今日も元気よく出発。

軽~く小雨気味ではあるが、大きな雨が降っているわけでもなく、無理なく歩けそうである。

道の駅が8時半で開いたばかりであり、どんなものが販売されているのか気になり入ってみる。
野菜や果物など様々なものが売られていた。車で来ていたら色々と購入したであろう。
そしてさすが海沿いである、海産物が新鮮で安い。だがお魚を持って歩けるわけでもなく、ミズダコのお刺身だけを購入。

自然が作り出す美しい景色の数々。やはり自然は偉大である。

そうして道の駅を出た後で、道路を挟んで向かいのローソンにて生茶のほうじ茶を購入。
これまた甘くて風味が最高である。朝だけ許されるカフェインの摂取。芳醇な香りで喉が潤される至福のひと時である。


そうして歩いて行くと、線路が海岸線沿いに走っているのを見かける。
普段こちらの路線を利用する人は見慣れていて何とも思わないのであろうが、風情を感じとても新鮮である。


途中、神社があったので参拝をさせていただく。
清々しい気持ちになり、また歩きを再開。

綺麗な花などを見ながら、足を進める。

引き続き沿いを歩いて行くと、


石を敷き詰めて昔話を描いたものが、等間隔で並んでいるのを見かけた。
とても粋な取り組みである。

笠地蔵のおじいさんの顔がとても優しい。雪の積もったお地蔵さんに傘をかけるという行動を取れる優しさが顔に滲み出ている。
「こういう人に私はなりたい」と思わせてくれる。

そうしてみんな大好きゆめタウンに到着。晩御飯の食材を購入。

山陰道・山陽道の無料高速の入口の青看板。もちろん歩行者や自転車は進入禁止である。
この看板は確かに分かりやすく、間違って歩いて入る人はいないであろう。

鳥さんたちも気持ちよく泳いでいる。微笑ましい光景。

途中、とても年季の入った倉庫の横を通ったので、勝手に写真を撮ってしまう。
時代を感じるとても味わい深い建物である。

川沿いを歩いて行くと、海から流れ着いたのであろう漂流物が目に見えた。
よく見ると韓国語らしきものが書かれており、国を跨いで漂流してきたのであろう。
この1つの漂着物にも、壮大なストーリーがあったのだろうか。

遠くを見ると、山の手前に鳥居が立っている。

パッと見神社らしきものは見当たらないが、あそこに鳥居があるのは意味があるのであろうと思いそのまま歩いて行くと、この小山の向こう側に神社があった。

こちらの神社にて、参拝をさせていただく。


時代背景などが書かれており、興味深い。

神社の裏側(?)は高台になっており、辺り一面が見渡せてとても景色が良い。


良い景色を見ながらしばし風を感じさせていただき、小休憩を取る。

そして再び歩き始める。歩道(ほとんどないが)のきわっきわまで草が生い茂っている。

よく見てみると何やら可愛い、、、のか何なのかよくわからないが、立派に育っている。

途中、スーパーに寄って食料を調達。

休憩しているサギさんを横目に、海岸沿いを歩いて行く。

旧山陰道と書かれた道があり、横道にそれることにはなるが、ちょっと見てみる。


見晴らしがよく、向こうの島まで見える。昔の人々はこういった良い景色を見て歌などを歌ったのであろうか。
などと考えていたが、今日自分はどこで寝るのかを全く考えていなかったことに気づいた。
マップで近辺を調べてみても、テントを張って寝れそうな場所の候補が全く見当たらない。
今までこのようなことはなかったのでどうしようかと思いながら歩いていくも、寝れそうな場所が全く見つからない。
そうしているうちに日も暮れかけ始めてきたので、ちょっとした林に入り込みテントを張ることとした(誰かの私有地であったらごめんなさい)。
住宅街から少し離れるだけで途端に静けさが増し、怖い気分になる。
自分が今いる場所は人間の住処というよりは、動物の居住圏なのではないかという気持ちが、怖さと申し訳なさを感じさせる。

とりあえずご飯を食べる。今朝道の駅で買ったミズダコの刺身は、常温で持っていたにもかかわらず、美味しかった。スーパーで買った厚揚げも、少し淡泊ではあったが美味しかった。
そしてこの国産納豆、なかなかの価格であるが食べてみたくて購入した。
豆の味がしっかりしており、納豆好きにはたまらない大満足の納豆であった。
そうしてご飯を食べた後、眠りにつこうとした。だが、いきなり雨が降ってきて(そこまでの雨予報でもなかったのだが)、ただでさえ人けの無い場所であるのでさらに孤独感が増し、また気温も下がってきたので少し寒く感じ、とにかく寝袋に包まっていた。
そうしていると眠りについてしまった。
夜中に気づくと、なんとテントの床が濡れているではないか。
この前の強風の日のテント設営時に飛んでいきそうになった際に、押さえつけたら床面に傷が付いてしまった。補修キットで直したつもりが、目には見えない小さな穴から入ったのであろう。
とりあえず水の溜まっていない面へ荷物を全部避難し、自分もできるだけ濡れないように体を寄せて寝てはみたが、なんせ体が寒く熟睡はできなかった。
勝手に林に入り、テントを張って寝るという行動をとったため、罰が当たったのだろうと思った。
このようなことはしてはならないと強く感じた。
