4月21日
※今日はほぼ写真を撮っていないので、文章がダラダラと続く形の日記となる。
起きた時の爽快感が凄かったので、布団でぐっすりと眠る事が出来てとても有り難かった。
外を見てみると昨夜に続いて強めの雨が降っている。
足の皮がまだ痛いが、昨夜ほどではないため歩けそうである。
昨夜、特に晩ご飯を食べた後なんかは立ち上がると急に足裏が痛くなり、立っているだけで(足に血液が行くだけで)皮膚がジンジンと痛くなり、歩いて足を床につける度に激痛が走るほどであった。
とりあえず顔を洗ったりした後、昨日スーパーで購入した食料を食べる事とした。
昨日は35キロほど歩いたので身体がカロリーをかなり消費したからか、朝からお腹がぺこぺこであった。
今日の朝食は納豆、アボカド、切り昆布、じゃこ天、厚揚げ(一昨日のスーパーで買って食べたものと同じ厚揚げ)、そして昨夜オーナーさんからいただいたカップヌードル。
お湯を沸かすためにオーナーさんがケトルまで貸してくれており、何から何まで感謝が尽きなかった。
早速朝ご飯を食べる。じゃこ天と厚揚げがとても美味しく、数十年ぶりに食べたカップヌードルも相変わらず美味しいものであった。朝から温かいご飯を食べれるとはなんたる贅沢であろう。
幸せに包まれながら、出発の支度をしてコテージを後にした。喫茶店のある建物に入ってオーナー夫妻にお礼を伝えに行くと、なんと朝ごはんを用意してくれるとの事であった!
お腹的にはまだ全然食べれるので、お言葉に甘えさせていただく事にした。
それにしても、昨夜にこちらに来てから何から何までお世話になりっぱなしである。自分にここまでしてくれるとは、申し訳なく思うくらい有難い。
荷物を置いて眺めの良いテラス席で待たせてもらった。
こちらの喫茶店は建物全体に木の温もりが感じられ、本棚には色々な本が置いてある。
仕事に忙殺される日々が続いた後なんかは、この喫茶店で日がな一日のんびりと寛いでリラックスしたい、そんな風に感じられる雰囲気を醸し出している。
そうしてテラスで寛いでいると、朝ごはんを持って来てくださった。
まず思ったのが、割り箸が大変高級そうであり、「旬」と書かれたこれまた高級そうな箸袋に入っていた。こんな高価なお箸を使わせて貰っても良いのであろうか。
そしてごはんは本当にどれも美味しかった。
納豆、自家製梅干し、目玉焼きにベーコンと野菜サラダ、切り昆布が入ったきゅうりの浅漬け(自家製)、そして何よりお味噌汁がこの上なく美味しかった。
出汁をしっかりとっていらっしゃるのであろう、旨味に溢れた汁に各具材の旨味も合わさって最高の美味しさに仕上がっていた。これは何杯でも飲めると思うくらいの絶品であった。
そうして朝ごはんをいただき、改めて色々としていただいた事に対するお礼を伝えて出発しようとすると、もう一泊して休んでいったらどうかと言っていただいた。
そこで気づいたのだが、この歩き旅をはじめてから3週間ずっと歩き続けており、休日を確保していなかった。
今日は生憎の雨であり、また足裏の皮の痛みもあり、考えた末お言葉に甘えてもう一泊させてもらう事とした。
丸1日休んだらどうかと言う提案をしていただいて本当に有難いと感じた。
そうして喫茶店にてしばらく休息をとらせてもらう事にした。
雨でお客さんが少ないと言う事もあり、オーナーさんの奥さんと娘さんと、色々なお話しをする機会を持たせていただいた。
自分の事や自分の知っている北海道の事を話したり、オーナーさんや奥さんの事、娘さんの事などを聞いたりしてとても楽しい時間であった。
お話しをしている途中、これまたとても美味しいお昼ご飯までいただいてしまった上、おやつまでいただいてしまい、本当に感謝が尽きない。北海道に戻って落ち着いた後はお礼をしようと強く感じた。
お昼ご飯は美味しいカレーに天ぷらが乗ったもので、この組み合わせは新しいと思ったがとても合うものであった。旬の野菜や山菜の天ぷらも絶品で、最高に美味しかった。
おやつとして娘さんが用意してくださったチーズトースト&はちみつ(別添え)なんかも絶品であった。トーストが温かいため、チーズの塩味とコクがよりしっかりと感じられ、その上にはちみつをかける事により甘味も強く感じられ、これがまたチーズと良く合い、カリッとしたトーストと一緒に頬張ると口の中がメルヘンな世界となる。
色々とお話しを聞いていると、オーナーさんが長い年月をかけてこれほど立派なキャンプ場を一から作り上げて来た事などをお聞きし、詳細は省くが一時はキャンプ場の存続が危ぶまれる事態になったにも関わらず、不屈の精神そして情熱により再びオープンまで持ってくる事ができた経緯を聞いて、まるで壮大なドラマを見たかのような感覚を持った。
そしてその経緯に付随する形で、このキャンプ場までの道のりがなぜ一度坂を上がった後で降りてくる形をとっているのかも分かり、それはこのキャンプ場を守って行くためのものであり、そこにもまた大変な苦労があった事を知った。
長い年月をかけ、整地や植樹から初めて予期せぬ出来事なども乗り越え、これ程のキャンプ場を作り上げて運営すると言う事を成し遂げられる人がいるのかと驚愕し、その情熱に心を打たれた。
また、オーナーさんが高校生の頃に自転車で九州を周ったお話しも耳にした。
今でこそテントや寝袋などの荷物がコンパクトで軽量化されており便利になっていたり、コンビニや自動販売機などで飲み物を簡単に確保する事が出来たり、スーパーや飲食店も各所にあり食料の確保も出来るが、当時はこれらの点だけでも今とは違っていたであろう。
また寝る場所についても、今ほどキャンプ場や道の駅、公園などが整備されていた訳でもなかったのではないだろうか。
そう考えると、当時の自転車旅はかなり困難なものであったと想像する。
そのような中、九州を周ろうと考えて実行した事も驚きであった。
また奥さんについても、オーナーさんと結婚してこの地に移った後、周りが保守的であったであろう中でも腐らずに、寧ろこの機会を最大限に活用しようと色々と知識やスキルを学び、それらを活かして自分の仕事として周りの方々に貢献して行った経緯をお聞きし、また休みの日には神社などを巡ったりもしており、そのバイタリティに圧倒された。
こうして夕方近くまで色々とお話しや食事などを楽しませて貰った。
この旅をはじめてから最初の休日であるが、身体を休ませながらも充実した時間を過ごせているのはとても有難い。
更にオーナーの娘さんのご厚意で、コインランドリーと近場の温泉に車で案内していただけるとの事で、本当に感謝が尽きない、、
お言葉に甘え、コインランドリーまで連れて行っていただき洗濯乾燥機に服を入れて回した後、おすすめの温泉に連れて行っていただいた。

そこは「白岩温泉」と言う場所で、なんと源泉掛け流しであるのに家族風呂である言うとても贅沢な温泉であり、価格によって異なる風呂(岩風呂や檜風呂など)を1時間600円から800円までの価格で貸し切り利用できる場所であった。
1人で温泉を利用できるとはなんたる贅沢の極みであろう。
しかも24時間営業と聞いてまたびっくり。凄い温泉施設である。
受け付けにて娘さんが利用の旨を伝えてくださり、どのお風呂も利用中であったので少しの間待っていると、空きが出たと言うので早速利用させていただいた。
娘さんは車で寝て待ってくれると言うので、時間をとらせて申し訳ないが貸し切り風呂を利用させていただいた。

自分が利用させていただいたのは1時間800円のお風呂で、岩風呂であった。
100円玉を8枚入れるとお湯が出る仕組みで、30分間はお湯を出す事ができ、残りの30分間も入浴や着替えなどで引き続きお風呂を利用できるシステムのようである。
早速温泉に入ろうとシャツを脱ぎお金を用意していると、ふと鏡に写った自分の身体を見てその脂肪の無さに驚いた。
痩せようとは全く意図していなかったが、この3週間の歩き旅でかなり絞られた身体になっていた。上腕や腹筋にまで血管が浮き出ているとは。
だがこのスリムな身体も旅が終わればすぐに脂肪のついたものになってしまうと思い、記念にパシャリ。
その写真へのリンクを貼ったが、上半身が裸のものなので不快に感じる方もいるかと思う。その懸念がある場合はリンクは開かないでいただきたい。
https://www.crcs-climbing.biz/wp-content/uploads/2024/08/IMG_9012-scaled.jpeg
そしてお風呂に入る準備をし、800円を用意した。



利用料の800円を入れると、お風呂場の浴槽の奥のパイプからお湯がドバーッと出て来た。これはかなりの勢いなので、10分もかからずにお湯が溜まると思った。
お湯を溜めている間に頭や体を洗い、半分ほどお湯が溜まって来たので早速入った。
お湯がある程度溜まった後はバルブを閉めたが、泉質の維持の為にお湯が完全には止まらないようになっていた。
お湯は熱めで、短時間で身体がぽかぽかになり疲れが一気にとれるように感じられる。素晴らしい温泉だ。
身体が熱くなってくると立ち上がって風に当たり、涼んでからまた入浴して温まるという事を繰り返し、しっかりと温泉を満喫した。
温泉の利用開始から40分ほどした頃に栓を抜いて浴槽を空け、着替えて温泉場から出て来た。
そして駐車場で待ってくれていた娘さんにお礼を伝え、車に乗せていただいた。
服を洗っているコインランドリーまで再度連れて行ってもらおうと思っていたが、有名な観光地である杖立温泉が近いので少し寄っていただけるとの事で、有り難く案内していただく事とした。
自分のためにこうして色々と時間をかけて案内していただき、本当に有り難すぎる。感謝してもしきれないほどである。


ここ杖立温泉では無数の鯉のぼりが一面に広がり、天気の良い風のある日などはこれらの鯉のぼりが一斉になびいて圧巻の光景となる場所である。
あいにく今日は雨が降っており風も吹いていない為、鯉のぼりさんたちは皆んな尾を下にしてここぞとばかりにお休みしているが、それでもこれだけの数の鯉のぼりが見れたのはかなり嬉しかった。
実のところ、観光予定地にここ杖立温泉も入れていた。だが雨のため諦めていたので、これはとても有り難かった。
そうして観光までさせていただき、コインランドリーにて服を回収もし、スーパーへの買い物にご一緒させていただいて非常食用に買おうとしていた落花生も買う事も出来て、何から何までお世話になりながらキャンプ場まで戻って来た。
そうして再び喫茶店にて寛がせていただき、なんと晩ご飯までご馳走様になってしまった。
おしゃれな高級イタリアンのお店(行った事はないが)にて出て来そうな料理であり、どの品もとても美味しくて奥さんの料理の上手さに1日中驚きっぱなしであった。
晩ご飯はオーナーさんと奥さんと一緒に食べさせていただき、色々とお話しをしながら楽しい時間を過ごさせていただいた。
いつも1人でご飯を食べる旅なので、これはとても贅沢な時間となった。
今日一日お世話になりっぱなしなので、それも含めて重ねてお礼を伝え、今日の宿泊費をまだ支払っていなかったのでこのタイミングで払わせていただき、本棚から地図をお借りして、コテージに移動して休ませていただく事とした。
シャワー室でシャワーを浴びさせていただき、コテージにてこたつに入りながら地図を見て明日以降のルートを考えた。
この旅でこたつに入れるとは思っておらず、床で仰向けになりながら上半身をこたつから出した状態で両手を枕にして今までの旅を思い返していると、こたつの温かさもありなんとも言えない幸せな気持ちに包まれた。
そうしているうちに寝そうになったので、歯磨きなどをして布団に入らせていただいた。
こたつのおかげか、心身共に温かく心地よい気持ちになりながら眠りに就いた。
今日は朝から夜まで感謝しかない一日であり、本当に充実した一日となった。
