歩き1人旅

歩き旅〜九州編〜 4/19

4月19日

昨夜は早めに床に就いたため、4時過ぎには目を覚ます事が出来た。
出発の支度をし、まだ風が冷たく肌寒くはあるが5時に出発した。

阿蘇山を目の前に歩いて行く。朝の清澄な空気は本当に気持ちが良い。
天気も良いと更に清々しく、とても幸せな気持ちになる。

動物の出入りを制限するゲートがあった。巻いてあるチェーンを外し、ゲートを開けて通り、ゲートを閉じてチェーンを巻く。

こちらの立札を見て、自分が九州自然歩道を歩いていることに気づいた。
このような看板があるのはとてもありがたい。

阿蘇山はやはりどこから見ても荘厳な佇まいである。

そうして歩いている途中、歩いている男性に出くわし、「自分以外にもこんなところを歩いてる人がいるんだな」と思い挨拶をすると、これから根子岳(ねこだけ)を登りに行くとの事であった。
やはり登山者の朝は早い。

それから30分ほど歩き、下り道を歩いていると、登山客と思われる男性とまたすれ違ったので、お互い挨拶を交わす。根子岳は人気のようだ。

遠くに街が見える景色もまた本当に素晴らしく、歩いていてとても幸せな気持ちになる。

もう少しで街に出る。朝からとても心地よいハイキングとなった。

そうしてしばらく歩き、開店時間の少し後ぐらいに、こちらの唐揚げ屋さん「丸福」に到着。
こちらは、大学時代を阿蘇で過ごしていたパートナーがおすすめするお店であり、訪問先リストに加えていた。
早速店内に入り、「骨付き」と「骨なし」の2種類の唐揚げをオーダーする。
注文してから揚げてくれるので、熱々の揚げたてが食べられるとのことであり、ワクワクしながら店内の椅子に座って待つ。
そうして待っている間に外国人の方も買いに来ていたので、相当人気のある唐揚げ屋さんなのだと想像する。

そうして待っていると、唐揚げができたとのことで、商品を受け取る。
揚げたてがとても良い香りを放っており、もうそれだけでとても美味しいことが確定している。

早速、骨付きの方の唐揚げをいただく。胸肉に近い部分であり、淡白なお肉であるが、噛んだ瞬間に肉汁が滴るほどのジューシーさであり、とても美味しい。
衣が薄めで塩味も軽めので、これはいくつでも食べられる唐揚げであると感じた。

骨なしの唐揚げは、これまたジューシーでお肉も柔らかく、旨味がとにかくすごい。
スナック感覚で無限に食べれそうなほど美味しい。あっという間に食べ終えてしまったが、とても満足なひとときであった。

そうして阿蘇神社に到着。参拝をさせていただく。
一通り参拝した後、自分は今年は前厄の年なので、こちらで厄払いをしていただく事とした。
今日いきなり受付所へと伺って、厄払いの受付をしてもらえたのはありがたかった。
自分が覚えている限りでは、自分の人生において厄払いをしてもらったのは今日が初めてである。

厄払いをしていただくのを待っている間、午前中に歩いた疲労により眠気がやってきていたが、いざ厄払いが始まり宮司さんが太鼓を叩き大きな音を出すと、その振動が身体に響き渡り、身体が一気に目覚めた。
この太鼓の音(振動)が身体に響き渡るのを感じながら、昔から日本の祭事には太鼓が用いられてきた意味と言うものを少し理解できた気がした。

厄払いをしてもらった後 、宮司さんから紙袋をいただいた。中には、お守りやお神酒、お菓子(そば餅)や厄除けのお箸などが入っていた。

「銘水 神の泉」と書かれたお水が飲めるようになっていた。お賽銭を箱に入れさせていただき、持っていたペットボトルに水を汲ませていただいた。
美味しいお水であった。

改めて見るととても立派である。
晴れた日にこちらにて参拝する事が出来て気持ちが良く、また厄払いも受ける事が出来たので、ここに来れて本当に良かったと感じた。

阿蘇神社を後にし、パートナーおすすめのお店を目指す事とした。
途中、「金運の水」なるものが湧き出ており、柄杓で汲めるようになっていた。
この辺は大変水に恵まれた地域なのであろう。

目的地の「阿蘇とり宮」に到着。
こちらのお店は、馬肉を使ったコロッケである「馬ロッケ」を販売している。
早速、お店に入り注文することにした。
馬ロッケとあか牛の串焼きを注文した。

レジの横の冷蔵コーナーを見ると、阿蘇の牛乳で作られた飲むヨーグルトが売っていた。
牛乳と砂糖のみで作られたと書いてあり、原材料にこだわっているところに大変好感が持てた。
馬ロッケなどを待っている間に飲もうと思い購入。

早速飲んでみると、とても美味しかった。
牛乳の旨味がしっかりと感じられ、砂糖の甘みがまた疲れた身体に染み渡る。
なかなか贅沢なひとときであった。

そうして数分待っていると、注文した料理が出来上がったので早速いただく。

あか牛の串焼きは塩味が少し強くはあるが、中が少しレアな焼き加減で柔らかく、ひと口頬張るとお肉の旨味が口の中に広がり、それと同時に脳内に幸せホルモンも広がると言うとても美味しいものであった。

馬ロッケの方は、馬肉の感じは正直自分にはそこまで分からなかったが、衣はサクサクで、ジャガイモはホクホクで柔らかく、コロッケとしてとても美味しいものであった。

色々と美味しいものを食べて胃袋を幸せにした後で、お風呂が入れるところを目指して歩きはじめる。
所々で美味しい水が湧き出て汲めるようになっており、とても有り難いと同時に本当に水が豊富な地域なのだと感じた。

豆腐屋さんの前を通ったので、豆腐好きの自分としては気になってしまい、ふらりと訪れる。そして販売されていた寄せ豆腐を購入。

水が豊富なだけあり、近くを流れる川もとても綺麗であった。
写真を撮っていると、向かいの民家の女性の方が「何の写真を撮っているのか?」と気になり聞いてきたので、この辺りは水がとても豊富で綺麗ですよねと言うと、「そこから水が湧き出ているので好きなだけ飲んでいきなさい」と言ってくれた。

よく見てみると、確かに水が出ている場所があった。有り難く水を飲ませていただき、ペットボトルにも汲ませていただく。

そして阿蘇山を背にして歩き続ける。

歩いていると、JAの直売所の横を通ったので、お店に入って家族へのお土産を購入。
ついでに外のベンチで休ませてもらい、先程お豆腐屋さんで購入した寄せ豆腐を食べてみる。
国産大豆のお豆腐なので、外国産大豆を使ったものとは違って味が濃いめであると想像したが、意外にも控えめな味であった。
だが充分美味しいものであり、食べ進めていくと冷たいお豆腐が身体に行き渡るのを感じた。

そしてまた歩き始める。
白いサギさんがいた。のどかで素晴らしい。

振り返ると阿蘇山が見える。しっかりと目に焼き付けておく。

しばらく歩いて郵便局に着いたので、家族宛のお土産や阿蘇神社でいただいたお神酒などを発送した。
発送の手続きをしていると郵便局の人に旅をしているのかと聞かれたので、佐多岬から歩いていると答えると、激励のメッセージと共にコーヒーとウェットティッシュをいただいた。
お心遣いがとても有難い。

お腹が空いてきたので、お風呂に入りに行く前に小腹を満たそうとミックスナッツと阿蘇神社でいただいたそば餅をいただく。

そば餅はしっかりと蕎麦の味がし、噛んでいるとしっかりと口の中に甘みが広がっていき、上品なお菓子であった。
ミックスナッツと一緒に食べると、ナッツのコクがそば餅の甘味とよく合い、とても美味しかった。

そうしてこちらの「一の宮温泉センター」へと到着。
入浴料が200円ととても低価格で驚く。
お風呂も内湯と露天風呂があり、湯温も低くなく気持ちが良かった。
晴れた日の日中に入浴できたので、日光を浴びながら露天風呂に入ることができたのも良かった。
しばらく露天風呂に入って温まり、そろそろ上がろうかと思っていると、隣の年配の方が話しかけてくれた。
自分のことを少し聞かれ、答えた後、この方が昔やっていた商売について話していただいた。
その商売を始めた経緯やうまく軌道に乗るまでのお話など、この方の半生について聞かせていただいた。
途中3〜4回ほど同じお話しが出て来たりはしたが、とても興味深いものであり、人それぞれいろいろな人生があるなと改めて感じた。

お風呂から出た後は、休憩所でしばらくスマホとにらめっこをし、今晩どこで寝るかを考えた。
なかなかテントを張るのによさげな場所が見つからなく、結局1時間半ほど探しても決まらなかったため、晩御飯を調達できそうなスーパー(ここから歩いて2時間)までとりあえず歩くこととした。

温泉センターを出て川沿いを歩き始めるとすぐに、道の真ん中にたぬきのような動物が亡くなって横たわっているのを見かけた。
車にひかれてしまったのであろう。とても胸が痛む。
自分ができる供養は役場に連絡することくらいしかないと思い、役場の道路を管轄する課に電話をしてこの旨を伝えた。
担当の者が後ほど確認をしに行くと言い、その後の対処は役場の方でやっておくとのことであったので、引き続きスーパーを目指して歩き続ける。
人間の活動により、間接的にたくさんの動物、植物、昆虫などのいろいろな生き物が亡くなっているが、こうして直接的に人間の活動によって命を奪われた動物を見てしまうと、とても胸が痛んでしまう。

つがいであろうか、鴨のオスとメスが一緒に泳いで餌を探している光景を見て少しだけ心が和む。

鯉のぼりを見て日本の文化の素晴らしさを改めて感じる。

阿蘇内牧温泉に着く。目指しているスーパーはこの地域にある。

「みやはら」と言う地域密着型スーパーに見えるスーパーに到着。

お掃除ロボットがおり驚く。テクノロジーの発達は凄まじいものである。

美味しそうなものが色々と売っていた。一通り店内を見回した後、本日の晩ご飯を購入。店の外にあるベンチに座らせていただき、晩御飯をいただく。
国産の大豆を使った厚揚げがあったので、美味しそうだと思い購入。
食べてみると、旨味が強めでありとてもおいしい厚揚げであった。

その他の購入したものも美味しくいただく。お腹が減っているとより美味しく感じる。

食後にこちらの飲むヨーグルトをいただく。
お昼に飲んだ飲むヨーグルトに比べ、こちらの商品は甘みと酸味が強めであり、これもかなり美味しいものであった。
どちらも甲乙つけ難いほどのおいしさであった。

晩ご飯を食べ終わった頃には周りが暗くなり始めていたので、こちらのスーパーに来るまでに通った公園に向けて歩き出す。
たまたま横を通った公園であったが、テントを張って寝れそうな場所があったため、今夜はそこで寝ることとした。
途中でツルハに寄り、ファブリーズを購入。さすがに連日の歩きで、リュックの背中部分や肩部分がかなり汗を吸ってきたので、清潔にしなければと思っていたところであった。

目的の公園に着くと、トイレの横の駐車場で車中泊をしている家族がいた。
こちらの家族の迷惑にならないよう、離れた場所にてテントを張って中で横になり、明日の計画を立てる。
そのうちに眠りについてしまった。

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