4月24日
ベットでぐっすりと眠れたので、体力をしっかりと回復させる事ができた。
朝食込みの宿泊プランであったので、歯磨きなどを終えた後、有り難くホテルにて朝食をいただく事とした。

朝からしっかりと和食をいただく事ができ、温かいお味噌汁も飲めるとはこの上ない贅沢である。
欲張って卵を2個と納豆を3パックいただいてしまった。やはり昨日40キロ近くを歩いたので、タンパク質を身体が欲しがっている。

そうしてお腹をしっかりと満たす事ができた状態にてフルパワーで今日の歩きを開始した。
今日は小倉市あたりまで歩ければ良いなと思っている。距離にすると50キロはあるが。

これまた歴史を感じる橋を歩いて行く。
天気も小雨が降ったり止んだりであり、そこまで悪くはない。
傘をさしてしばらく歩くと雨が止むので、傘を畳んで持って歩く。
しばらく雨が降らないので、それならと傘をリュックにしまうと雨が降り、また傘を出してさす。
そうしていると雨が止むので、傘を畳んで持って歩く。
またしばらく降らないので傘をリュックにしまうと、なぜか雨が降る。
そんな事を繰り返しながら歩いて行く。


うなぎのせいろ蒸し、すっぽんの定食や唐揚げなどを提供するお店があり、とても興味深い料理なので写真をパシャリ。

門司までわずか56キロ!
気づけばもう九州もかなり北まで来てしまった。

とても可愛らしい看板のお店(喫茶店?)があった。
きっと常連さん達に長年愛されているお店なのだろうと勝手な想像を膨らませてしまう。

雲の間から晴れ間が見えて来た。
たとえ一瞬でも、やはり晴れていると気持ちが良い。

途中でトライアルに寄り、食材を一通り見て周る。

そうして歩き続けて、豊前市を過ぎる。

小麦畑の横を歩いて行く。
雲がかかって来たが、幸い雨はまだ降っていない。

途中、金富神社があったので参拝をさせていただく。

朝ごはんはしっかりと食べたのだが、お腹が空いて来てしまった。
なので、お昼ご飯を食べられそうな場所を探しながら歩いていると、ルミエールと言うスーパーがあったので初めて行ってみた。
美味しそうなお惣菜が色々あり、品揃えが良くて嬉しかった。
しかも小さなゲームコーナーがあり、その横にイートインスペースまであってとても有難い。

早速購入したお昼ご飯をいただく。
鰤の刺身が脂が乗っていて美味であり、また久々に食べた鳥刺しも絶品である。

中津市は唐揚げが有名との事で、スーパーのお惣菜ではあるが醤油唐揚げを購入した。
醤油味が強めな味付けに、ニンニクと生姜のパンチのある風味が効いていてとても美味しい。
これは抜群にご飯が進む味と言った所であろうか。

「おきゅうと」と言う興味深い食べ物があったので、買って食べてみた。
原材料を見ると「えごのり」と「醸造酢」と書いてある。
食感はところてんと言った感じであり、味は海藻的な風味でもあり、また抹茶を思わせる感じの風味もある。
酢味噌が付属でついてきたので、つけてみるとこれまたよく合う!
とても興味深い食品である。

100円ちょっとと言うスーパーセール価格にて売っていた黒ごま豆腐であるが、胡麻の風味が強めで食感もトゥルッとしていて美味しいデザートとなった。

なかなかの量を食べたはずではあるが、まだお腹が空いていたのでピーナッツとミックスナッツを買って食べながら歩く。
我ながら物凄い食欲である。
スマホに最初から入っているアプリ「フィットネス」で昨日のデータを見ると、38.8キロを歩いて1700キロカロリーの消費となっている。
そりゃあ今日はやたらお腹がすく訳である。

そうしてまたしばらく歩いて行くとJAの農産物直売所があったので、引き寄せられるようにお店に入る。

気づいたら国産ほろ甘豆乳を買っていた。
飲んでみると、濃いめの豆乳の味が口いっぱいに広がりとても美味しい。
一緒に黒ニンニクも買ってみたが、たまたまなのか自分の買った黒ニンニクは水分が多く柔らかいものであり、食べてみると強烈な酸味で驚いた。
黒ニンニクは好物なので4〜5粒食べてみたが多すぎたようである。その後しばらくは喉がかなり痛い状態(不快な感覚)が続き、食べ過ぎてしまった事を少し後悔する程であった。


気を取り直して歩いて行くと、雲も晴れてきて気持ちが良い。緩やかに流れていく川なども、とても長閑な景色であり癒される。
今日はこのペースだと小倉まで歩けそうなので、夜暗くなるまで歩こうと思い、小倉の街中でホステルなどがないか検索してみると、鹿児島と南阿蘇でお世話になった格安ホステル「リトルアジア」が小倉にある事に気づき、電話をして予約をした。
鹿児島と南阿蘇にあるリトルアジアでは、ネットからの予約に比べ、電話での予約だと宿泊費が100円安くなるシステムであった。

引き続き歩いて行くとスーパーがあったので、水分補給も兼ねて阿蘇のヨーグルトを購入。
牛乳の濃い味がしっかりと感じられて美味しいヨーグルトであった。

街に近づいて来ると、遠く見える山々が色彩豊かであり、不意に心を掴まれた。
今までは緑一色の山々が多かったが、こちらは黄色や黄緑色が良い塩梅で散らばっており、これらの色のグラデーションが美しい。
歩き旅をしていて良かったな〜とふと感じた瞬間であった。


綺麗な山・川・空と、清々しい気持ちになる眺めを横目に気分良く歩いて行く。

写真にすると実物より色合いが少し変わって見えるが、やはり素晴らしい色彩の山々である。

そんな形で気持ち良く歩いていると、宇原神社があったので参拝させていただいた。

一の鳥居の前には橋がかかっており、鯉が沢山いた。なんとも風情がある。

そうして参拝を終え、引き続き歩いて行く。
本当に綺麗な色の山々である。

そのまましばらく歩いて行くと、日も暮れ始めて来た。
「ハローデイ」と言うスーパーがあったので、こちらも初めてなので寄ってみる。
ちょうど夕方の値引シールが各種お惣菜などに貼られたところであり、色々お買い得な食べ物がずらーっと並んでいた。
美味しそうなものを夜ご飯用に買ってみた。

可愛い熊さんのキャラクターが描かれたピザ屋さん。イギリスの衛兵の大きな人形が入り口に置かれており興味深い。

歩道がとても広く取られており、かつ歩行者と自転車用の道が別れており、安全への配慮が素晴らしいと感じた。
そうしてしばらく歩いて行くと日も暮れてしまったので、宿を目指して歩いて行く。

だがあと1時間もしないでホステルと言う所で空腹が限界に来てしまった。
近場の公園を探し、見つけたこの公園にはご飯を食べるのに良さげなベンチがあったので、助かった。
見ると、公園の広場では数人がサッカーをしていたが、小学生もいた。
こんな遅くまで小学生が遊んでいても大丈夫なんだろうか?と思っていると、みんな兄弟のようであり、また自分が公園に着いて間も無く両親が迎えに来ていたので、良かった。

そうしてお楽しみの夜ご飯タイムである。
九州を抜けるともう食べる機会が無いだろうと思い、鳥刺しを買ってみた。
相変わらずの美味しさで、噛む度に鳥の旨味が口の中に広がって行く。
鰤のお寿司も脂が乗りに乗っていて、口の中を脂がスイスイ泳いで行く。
そして今回の旅では初となる馬刺しであるが、口に入れた瞬間に脂身が溶けてその旨味が広がっていき、数回噛んで行くと今度は赤身の旨味が広がって行くと言う、紅白歌合戦が口の中で繰り広げられる展開となった。
これは想像以上の美味しさであった。

そうして大満足の晩ご飯を終え、身体はボロボロであるがエネルギーがチャージされたので、宿に向けて歩いて行きなんとか到着した。
早速チェックインをさせてもらったが、こちらのリトルアジアは鹿児島や南阿蘇のリトルアジアとは違い、電話で予約をするとネットよりも100円宿泊費が高くなるシステムであり、興味深かった。
とりあえずベットのあるドミトリー部屋まで行く。
気づけば身体がガタガタであり、足裏の皮もかなり痛い。
今日歩いた距離を調べてみると、ちょうど50キロ歩いていた。身体に無理をかけ過ぎてしまったようだ。
足裏を見てみると水ぶくれが酷い事になっており、驚いた。ちょっと汚い写真ではあるが、一応その写真へのリンクを貼っておいた。
https://www.crcs-climbing.biz/wp-content/uploads/2024/05/IMG_9353-769×1024.jpeg

そうしてドミトリーにて自分のベットを確認し、上段だったので階段を上がろうとすると、もうその動きだけで足裏が激痛である。
「いたたたた〜」と呟きながら足を庇って階段を上がっていると、その様子を見て後ろから「歩き旅ですか?」と声をかけてくれた人がいた。
見ると、向かいの下段のベットに宿泊の人であった。
「そうです。歩き旅をしていて、今日は中津市からちょうど50キロ歩いて来ました」と伝えると、「中津市ってあの大分県の中津市ですか!歩いて県跨ぎとは凄いですね!」と言ってくださった。
名前はYさんと言い、自分の年齢と近い事や誕生月が一緒な事、自分のこの旅の動機が「年齢的に人生の折り返し地点に来た事」である点が、Yさんの動機とも近いものがあった事などの共通点もあり、短い間ではあったがとても楽しいお話しをさせていただいた。
そうして話しに花を咲かせた後でフェイスブックの連絡先を交換し、疲れが溜まっていた事もありお互いに身体を休める事となった。
歩く度に一歩一歩が大変痛くはあるが、なんとかシャワーを浴びて汗を流し、寝る準備をしてベットに転がりこんだが、明日の予定を立てる間も無くすぐに寝てしまった。
十数キロの荷物を背負って1日に50キロはやはり歩き過ぎたようであった。
